☆オレ様ヴァンパイヤ☆

「いいぜ」

「やた!じゃあ、早速行こ!」

オレの腕を引っ張って緋色は歩き出した。

凄いはしゃぎ様にオレは笑ってしまう。

でも、やっぱり夏の日差しは辛い・・・。




















電車に乗って隣町まで来た。

隣町まで来れば、見つかる心配もないからな。

「わぁ!広ーい!」

ゲーセンを目の前にして緋色が叫ぶ。

「初めてだっけ?」

「ううん!」

「じゃあなんで?」

「久しぶりに来たから感動した!」

そう言う緋色を見てまたオレは笑ってしまう。

「いやぁ、二年の大事な時にゲーセンに来るのもいいねぇ」

「あぁ。てか、暑い。早く入ろうぜ」

「うん!」

自動ドアが開いてオレたちは中に入った。
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