バラとひまわり


神川君の周りはそれからしばらくするとすぐに女子の山が出来た。



『神川チョーかわいっ!』

『彼女いるぅぅ?』


『タイプわぁぁ?』



て、会話ばっか。




人気者なんだなぁ…




なんて思っているとあたしの周りに陰が出来た。




『かわいいよねっ?名前何て言うの?』



『ちょっとあっちで話そ?』



とキモい男子3人に言われ、手を引っ張られた。




「あのっ。やめて…」




『いーじゃん♪』



うわ、振りほどけない。

ちょうどみんなあたし達を見ていなかったから誰も助けてくれない。



「ねぇっっ!」




あっ。もうやだぁぁ!



あたしが教室から出ていくときだった。




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