好きだから止まらない
バカみたいに連呼
隣に一人、バカみたいに好きだ、好きだと連呼するお馬鹿さんが一人います。

こいつが二人とか三人いたら、どんなに不幸か……。

こんな奴、本当に一人で良かったよ。

それにこんな不幸な子が私だけでよかったよ。

にしても、私って本当に不幸だね。

かっこいい男の子に好きって言われるのはまだしもこんなバカ男に好きだって、言い寄られるなんて。


ハア――


可哀想な深いため息をしてたのは、お馬鹿さんこと草津文隆(クサツ フミタ)、通称・ふーやん、自称・夢を追いかける旅人、の所為で変頭痛に悩まされている平野通子(ヒラノ ミチコ)であった。


< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

イジワルだけど
ぶち子/著

総文字数/2,912

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop