Last Wing
「美音が、美音がって。どんな子なのかなあ、って思って今日会ったら、こんなに可愛いなんてねえ」
《でも、あたしが美音とは限らなかったんじゃないんですか?》
「分かるわよー、祐樹の目がねえ…」
祐樹のお母さんの言葉の続きを待っていたら、いきなり後ろに引っ張られる。
「!」
「お袋っ、余計なこと言うなよっ」
ふ、と見上げると真っ赤っかな祐樹の顔。
「?」
「まーまー、顔赤くしちゃってー。美音ちゃん、祐樹出たからお風呂入ってきちゃいなさい。祐樹、覗くんじゃないわよ」
「お袋、もういやだ…」