きみ

問題

「ねぇ・・。お・・て!」
誰かが、オレになんか言っている。
勢いよく起きると、女が
「ねぇ、あなたダレ?」
なんとも、当たり前な質問をしてきやがった。
「兼田翔 17歳」
しょうがねぇから、年齢もつけてやった。
「私も、17で志水麻里。なんか、助けてくれてありがとう。
 私は、理由があって家出してきちゃった。」
女は、少し寂しそうな顔で話していた。
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