続きはご想像におまかせします


……。

「ハァ……ハァ……ハァ……。」

駆け込んだ先は女子トイレ。


金髪男の集団は、
あたし達を見失ってくれたらしい。

「女子……トイレ……?」

太田は顔を真っ赤にしてあたしを見た。

「ごめん。

……ハァ……ここしかなかったから。」

あたしは唾を無理に飲み込んでから答えた。

「島村さん……ですよね?」

太田は慎重に聞いた。

「……うん……。

てか……敬語じゃなくていいから。」

あたしは急に恥ずかしくなった。

「あ……うん。」

ぎこちない会話。


なんか不思議な気持ち。

罪悪感? 

劣等感? 

緊張感? 

恐怖感? 

達成感?

どれも当てはまりそうで、
どれでもない。


こういう時、どんな顔をしたらいいのかわからない。

だから、とりあえず笑ってみた。


すると、太田がクスクスしだした。
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