図書室のラブレター
「いいから入ろっか」
にこやかに私に言ってくる。
今日は晴樹君のことを
聞きに来ただけなのに。
時間の無駄だ。
「私、帰ります」
「今日ぐらい付き合ってよ。
ちゃんと話すしさ」
そんな明るく言われても
許さない。
「そっか。アイツって
結構崖っぷちなんだよな…」
ピクッと、その声を
聞き取ってしまう。
「アイツって、やっぱり…」
「晴樹だけど?」
「分かりました。
今日だけ付き合います」
本当にそれには弱い。
でも決心した。
私でも力になりたいから。