図書室のラブレター
***
「お願いします!
お願いします!!」
毎日大きな声で
呼びかける。
そこに雨が
急に降り出し始めた。
だいぶ
激しくなってきていた。
ビラも濡れ始めている。
さすがにもう無理だと
思ったんだ。
(本当はもっと
探したいんだけど…)
だから私は
走って戻ることにした。
「最悪、
ビショビショだぁ」
そう言って
靴箱に駆けこむ。
確かに何もかも
びしょびしょだった。
髪の毛も制服も
全身濡れてしまっていた。