図書室のラブレター



タオルとか
持ってくれば良かった。



後で後悔しても仕方ない。



つくづく思うのだった。




「仕方ない」




私は決意したように
ひとり呟く。




「このまま教室に
戻るしかないよね」




そう、
決意せざる負えなかった。



今は私はひとりぼっち。



誰も味方はいない。


そして
助けてくれる人もいない。



思い直すと
だんだん悲しくなってきた。



原因は私だって
分かっている。


でもひとりって悲しいね。


辛いね。


寂しいね…


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