信用ゲーム
遠藤真由香
◆
「はぁ…はぁ…」
廊下を急いで走っていると、理科室から音が聞こえてきた。
ガタッガタッ
“逃げたい”という気持ちよりも
“音の正体を知りたい”という好奇心のほうが勝ち、
理科室の扉をこっそり開けた。
理科室の中は真昼間なのに真っ暗だった。
まだ音はなっている。
電気をつけると、
理科室の隅に天然娘、新田菖子が引き出しをがたがたいじっていた。
「なんだ…菖子か…」
「あっ真由香ちゃ~ん。やっほー」
菖子はこんな状況なのにけろっとしていた。
「菖子…だよね。」
「もちろ~ん^^当たり前じゃん☆」
菖子はピースをして言った。
「ところでなにしてんの?」
「隠れるところを探してたの☆」
菖子は引き出しを指差し、そう言った。
「そんな小さいところに入れないでしょ」
「それがさぁ入れそうでさ~」
「ふーん」
なんとなく引き出しを開けようとすると、
菖子が
「だめ!!」
叫んだ。
「は?なんで?あけるよ」
引き出しを一気に開けると、
「はぁ…はぁ…」
廊下を急いで走っていると、理科室から音が聞こえてきた。
ガタッガタッ
“逃げたい”という気持ちよりも
“音の正体を知りたい”という好奇心のほうが勝ち、
理科室の扉をこっそり開けた。
理科室の中は真昼間なのに真っ暗だった。
まだ音はなっている。
電気をつけると、
理科室の隅に天然娘、新田菖子が引き出しをがたがたいじっていた。
「なんだ…菖子か…」
「あっ真由香ちゃ~ん。やっほー」
菖子はこんな状況なのにけろっとしていた。
「菖子…だよね。」
「もちろ~ん^^当たり前じゃん☆」
菖子はピースをして言った。
「ところでなにしてんの?」
「隠れるところを探してたの☆」
菖子は引き出しを指差し、そう言った。
「そんな小さいところに入れないでしょ」
「それがさぁ入れそうでさ~」
「ふーん」
なんとなく引き出しを開けようとすると、
菖子が
「だめ!!」
叫んだ。
「は?なんで?あけるよ」
引き出しを一気に開けると、