幼なじみの恋
気づかれないようにそろそろと校門を抜ける
ちょうど校門をぬけたとこで
やっぱり気付かれた…
「岡本さん!?よね?」
「こんばんは。お久しぶりです。」
「久しぶりね。てゆーか…岡本さんなんか可愛くなったわね。」
「そうですか?リナ先輩には到底かないませんよ!」
私は悲しく笑ってリナ先輩にそう言った
夜だし、顔ははっきり見えてないと思ったから…
「翔ちゃん、待ってるんですか?いつも1時間したら自主練終わりにしてるから…もうすぐ出てくると思いますよ。」
「ふぅん。翔の事、何でも知ってるのねー。てか私達の事知ってたんだぁ〜」
「はい。街で2人でいるとこ見たので。」
「そうなの。翔って私には学校での事とかあんまり話してくれないの。」
「でも翔って優しいの。何するにもね…!」
私の顔を覗き込むようにリナ先輩は自信たっぷりの顔でそう言った
何するにも…か…
そこをやたら強調していたと感じたのは気のせいかな…