静かな空の下で

う、そー…

ヤバいっ


ドキドキが止まんないよぅ。

だって、初めて貰うし。
こーいうの。


手紙には

―――――――――
黒空栞ちゃんへ

B組の城端健(シロハタ ケン)
といいます。
早速ですが…

僕。
あなたの事が
二年生の頃から、


好きでした。



迷惑でなければ、
今日の放課後 つまり
終業式後に学校の隣にあるカラオケ前まで来てください。

来たからといって勘違いはしないので


来てください。


城端健
―――――――――



と書いてあった。


城端健

学年一秀才で
モテモテ

そんな人に貰って
悪い気はしない。


行くだけいってみようかな。
合わなかったら帰ればいいもんね。


そんな軽い気持ちが


悲劇を織り出したんだ――――……



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