静かな空の下で


言った。



ついに


言った。




『ちょっ…冗談やめて、菜月…嘘言わないでよ……ねぇ…………』



栞が私の肩に手を出す。



が、




――パシィッ


「来ないで。」




ほんとは



したくないよ。







栞をいじめなんて。




でもね。栞




許せない。



貴女の事が









許せないのよ。



プライドを壊した


貴女が。






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