大好きだょ

真実

なぜだか、カフェに入る足取りは軽かった。
中へ進むと、すでに龍は来ていた。
「龍。おまたせ!」
わざと、明るく振舞った。
あたしの身勝手な理由で、暗くなりたくないから。
「おぉ。で、話しってなに?」
いきなり、そこをツッコまれて何を言ったらいいかわからなくなったけど本題に入った。
「あのさ、中学のとき付き合ってた仔いたじゃん?
その中に、本気だった仔っている?」
わざと、試すような言い方をしてしまった。
龍は、少し驚いた顔をしていた。
でも、すぐに表情を戻し
「言っていいのか、分からないけどいた。」
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