大好きだょ
しばらく歩いていくと、そこは龍の家の前だった。
龍は、少しふいて
「この前は、ごめん。俺の家で話そう。」
龍は、部屋へと入っていった。あたしも、それにつづき中へと入った。
この前の綺麗さとは違い、部屋の中は荒れていた。
あたしは、思わず
「どうしたの!?」
薄々気づいていながらも、聞かずにはいられなかった。
「この前、むしゃくしゃして・・。結衣って自分で自覚あるか分からないけど、ウソつくとき必ず人の顔見ないんだよ。」
あたしは、前にも言われたことがあった。
龍は、続けて
「俺さ、喧嘩なら誰にも負けない自信あるよ?だから、俺にはホントのこと話して?」
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