夢にで荘
「そ〜ば〜つ〜ゆ〜」




明さんが海に向かって叫んでいる。




私の夢なのだから、私があらすじを創造したのかもしれないが何故だかかぐや姫が月に帰るかのように、そばつゆがある日突然海に帰っていくというストーリー




「やめなよ、明さん。
そばつゆは仲間と一緒に暮らした方が幸せなんだよ」



私は必死でそばつゆを引き止めようとしている明さんの腕を掴んだ。




「何でだよ、そばつゆ〜」



明さんかその場に泣き崩れた。




その姿がやりきれなくて、私は明さんの肩にしがみついていた。




「そばつゆ・・」




私はやりきれなさのあまり呟いた。
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