先生とあたしのヒミツな生活♪



「バカらしい」


独り言を呟きながらパーカーとショートパンツに着替えて下に戻る。


ご飯・・今日は何にしようかなぁ・・


冷蔵庫にトマトとキャベツがあったし。


ロールキャベツでもしようかな・・


リビングに入ると先生の姿はなくて。


部屋に戻ったのかな?


なんて思ってテーブルに目を動かすと


そこには朝にはなかったお菓子が一つと紙切れが一枚。






近付いて見てみる。



「何これ・・お詫びのつもり?」


おまんじゅうの横にあった紙切れには


『食え』


の一文字。


「バカみたい」


こんなお菓子一つで

あたしの機嫌が直ると思ったら大間違いなんだから。


昨日の事も

さっきの事も

チャラになんてできないんだから。



だけど仕方ない


本当に仕方ない


そう思っただけ。











「・・ご飯です」



先生の分のご飯まで作ってしまった。











< 60 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop