遊女と経営者の恋愛事情-Ⅱ-
「部屋で仕事して来る」
「出来たら呼ぶね」
クルッと振り返り微笑む姿のお前を見て
癒されてる俺がいる。
ホッとすると言うか何と言うか…。
こんな気持ちは初めてだ。
不思議な気分だな。
俺は自室へと戻るとパソコンを開く。
美月が来たお陰で
店の心配はなくなった。
多分売り上げも以前と変わらず
済むんじゃないか。
ただ一つ問題なのが……。
アイツの……美月の……執着心…。