【 LOVERS 】
繭はその夜11時くらいに
帰ってきてとても不機嫌だった。

多分、脚本のことで局と
もめたか何かだと思う。

僕は仕事のことに口は
出さないことにしていた。

繭はほとんど僕の作った
パスタには手をつけず
強いお酒を飲んでいた。

『繭・・・何か食べないと』

「うん・・・風呂入ってくる」


人の話聞いてないし・・・

お酒飲んだのに風呂って?

でも、まぁ・・・
いつものことだし

繭は風呂から上がると
そのままベットで寝てしまった。

『繭、髪乾かさないと
風邪ひくよっ。』

体が火照ってる。
酔いがまわっちゃたのかな?
繭の酔ったとこなんて
見たことがない。

いつも強い酒を飲むけど
繭は酔わないから・・・

ん?!

いいこと思いついちゃった(笑)

この間、秋葉原に行った時
なぜかそこの店員に
無理矢理買わされた衣装。


< 114 / 143 >

この作品をシェア

pagetop