**Ran**


翌日

午前7時
看護士が窓のカーテンを開け
眩しい光に目が覚めた。


「はい,おはよーございます北崎くん!!」


「ん…」


昨日の夜はなかなか寝れなかった
慣れていない場所にベッド
包帯でまともに寝返りもうてなかった

と…ある疑問が浮かんだ


「なあ看護士さーん。」


「はい?」


「俺ってもしかして危険人物なわけ?」


看護士は若いクセに即答だった


「そうよ。なんで?」


「いや…ヘンに個室だし…」


「いきなりカッとなってほかの患者さんに手ぇ出されても困るからねえ~」


「俺そんな悪人じゃねーから~…」


「はいはい、それじゃあ腕だして!
採血と血圧測りまーす。」


腕を出しながら言った


「看護士さん,俺怖くねーの?」


「新人なんだから嫌な患者おしつけられるに決まってんじゃな~い!!」


ほんとキッパリ言う女だな…


「あ..はぁ…」



「蘭って子,好きでしょ?」

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