**Ran**


「北崎くん起きてくださ~い!!」


「んあ~?」


看護士に呼ばれて目を覚ました


「夕食の時間です♪
あら?」


看護士はベッドの横を覗き込んだ


「ん?」


「優しい友達を持ったわね♪」


そう言って夕食とともに
大きな袋を机の上に置いた


「なんだこれ?」


みると袋の上に一枚の紙があった


「…あいつら…」


その紙には蘭,リョウ,アヤがそれぞれメッセージを書いてくれていた


「「乱早くケガ治してよッ
( ´∀`)b待ってる♪」」


「「退院してまた学校で話そうねん☆」」


「「クソ乱!!!はよ治せ!!!
そしたらこんどは俺がボコボコにしてやるッ」」


あのやろ…


少し笑いながら言った


「おぃおぃ
俺なんかまたケンカ売られてるし!」


「いい友達ね~ほんと」


でも素直に嬉しかった


袋の中身は普通に服とか必要なものが入っていた。
オヤジとオフクロが蘭たちに預けたのだろう

俺の入院生活はこれからだ


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