ヤンキーは元シンデレラ。

恋人



青夢はさっきから口端を釣り上げてニヤニヤずっと笑ってばっか。




みんな終戦(おい)して仲直りして――

ただいまランチタイムです。






「なあ!!聞いて☆」

青夢が満面の笑顔で言う


瀧や薪、他のツレ達も青夢のほうを見る


「俺ら付き合うことになったんやで☆」





な―――っ!!




「へぇ―。」と瀧。

「これもあたしのおかげでしょ。」と薪。

いや、別に薪は何もしてないと思います☆







「え!!青夢さん!付き合うことになったんですか?!」


ツレ達と青夢は楽しそうに話してる



「そうやで!!すごくね!!」

青夢は子供のようにはしゃぐ。

見た目全然子供に見えないんだけどな―



長身だし、どっからどう見てもヤンキー。


金髪に近い茶髪。
ピアスが両耳に三個ずつ。
制服って言っても純紺色のズボンを腰パンして

上の服は自分のカラーシャツみたいな――…



とにかくあたしはみんながちゃんとした制服着てるのを見たことがない。








さっきまではしゃいでた青夢があたしのところまで寄ってくる

「ねぇ、俺らってどういう関係?」




―――は?


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