運命の繋がり

ドタドタと道路を走る


「うそー!!もう間に合わないよー!!」


空は雲一つない快晴だ



なのに…



何で私は寝坊しちゃったのよー!!



いつもだったらこんなに走らず余裕でスキップなんてして…


知らないランニングおじさんにも挨拶したり



それが平和な日常って感じだったのにぃー!


きっとおじさんも挨拶してくれる人がいなくて寂しかったよね…



ってこんな事してる場合じゃなぁぁい!!


「もう間に合わないよー!」


半泣きで走り続ける


息もかなり上がってきた


まだ学校は見えない


この曲がり角を曲がれば…


私は勢いよく曲がり角を曲がった




この時は学校に間に合う事しか頭になくて、まさか曲がり角に人がいるなんて思ってなかった…



この曲がり角を曲がらず



立ち止まったり、まっすぐ行けば



私は平和な日常を過ごし続けていたかな…?



この曲がり角を曲がってなくても



あなたは私に


恋をしたのかな…?



 
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