世界の果てで、恋の続きを。【先生×生徒】
「次、片瀬くんだって。とーこちゃんが待ってたよ」
参考書を読んでいたら、あっという間に二者面談の時間が周ってきてしまったようだった。
声をかけてくれたクラスメイトを見上げれば、彼女はにこっと笑って。
「でも、ラストが片瀬くんだったらとーこちゃんも楽だろうな。
この間の模試も聞いたよ。全国ランクに名前載ったんでしょ?
どこの大学とかって、もう決めてるの?」
「――いや、悩んでる、かな。どっちにしろセンターは受けると思うから、五科目勉強しなくちゃだけど」
「意外!推薦とかでは行かないんだ」