ボキ、エル。
1歳

ボキの、兄弟はみんな目がぱっちりして、かわいくてすぐにどこかに行った。

それは、どこか誇らしげに連れて行かれた。

不安よりも勝る、喜びで。


六ヶ月たっても、ボキには、ボキだけの人間は、現れない。

いつも、いつも、ご飯を食べて寝るだけ。

すると、いつもご飯をくれる人が、ボキを連れ出した。


不安で、不安で…声もでなっかた。



そこそこ広いお庭の、お家についた。


きっとここがボキのお家になるんだ。


ニオイをかいだら、この庭には花や木のニオイと、
何人かの人間のニオイもした。


期待に胸をふくらませる。


玄関が開いた。
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