あじゃあじゃラブリー
「あんたの事 しっかり 抱きしめて離したくないと思ったから・・・・
 言われた通りに検査してきたんだ・・・・」

「嘘・・・・・」

「俺は 今までも・・・いや 今でもあんたの目から見たら 沢山の女性に
 愛されているかもしれない・・・・俺のことを応援してくれるファンの事は
 大事だし 確かに 愛しているよ・・・・でも、愛する心の形はあきらかに
 違うんだ・・・・・」

「・・・・・・」

「俺の心の支えは・・・・きっと 浅香 由真・・・・・お前だけだと思う」

そう言って あいつがまっすぐな視線で私をみつめた。

なんだか、照れる・・・・


「やだ・・・もぅ・・・お芝居の台詞みたいなこといって・・・・でも、
 その台詞は ドラマでは却下ね・・・・臭すぎますから・・・・」


「お・・・・おい・・・・気張って 告白したつもりなのに・・・・
 それかよ・・・・」

思わず 2人で顔を見合わせて笑った。


わだかまりが す~~と解けていった・・・・・

まるで口当たりの優しいスーイ~ツのように・・・・・

その夜・・・・


私は・・・・・


あいつの 希望通り・・・・しっかり その胸に抱かれて・・・・・


初めての朝帰りをした・・・・

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