紅の系譜
「俺も同感。明日学校に行ったら夏休みだしな。探す時間はなんとかなるだろ。だけど、あんまりのんびりしてもいられない。刻一刻と時間は迫ってるわけだからな。早いとこ見つけねーと、とんでもないことになるぜ。」


「縁起でもないこと言わないで・・・!私、もう行くから・・・!」



「昨日、環がいなくなってから8時間・・・か。とりあえず、近くの町を探して、ダメならあいつの行きそうなところあたってみるぞ!」


「わかった・・・!」


私と昇は、支度をすると、外へと飛び出した。
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