紅の系譜
中に恐る恐る進んでいくと、昼間だというのに絡みあう男女の姿、客引きをする光景が見て取れた。


確かに、昇が止めるのも無理はないと思った。


でも、今はそんなこと構っていられない。昇や環さんを見つけるほうが先決だもの!


私はさらに奥へ進もうとした。
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