【長編】sadist and masochist love stories
「湊司は、母さんの事より峰岸さんの事だけ考えてれば。」


「嫌味か?」


自分がみなみとつき合えないからって。


「別に。
てか、忘れてたけどさ。
峰岸さん、かなりモテるって知ってたか?」


ただのひがみか。


「別に関係ないけど。」



俺には、関係ない。


心配じゃないと言ったら嘘だけど。


陽菜は、俺が好きだから。


周りは、関係ない。


俺と陽菜の問題だから。


「湊司って、すげぇな。」


今度は、拗ねだしたよ。


なんなんだ?


「お前さ。
いつも最後には俺を褒めるよな。」


呆れる。
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