【長編】sadist and masochist love stories
「だってさ。
俺、みなみがモテまくりなら嫉妬しまくりだもん。」


だもんって。


男が使ってもかわいくない。


まして、弟だぜ。


「はぁ。
別にさ、嫉妬しないわけじゃない。
たださ。
俺にしたら、それは、陽菜本人に言わなきゃ意味ないの。」



周りにこんなん言ったって無駄だろ?


情けなさ過ぎ。


陽菜には、すべて見せていいけどさ。


俺の考えはそんな感じ。


まあ、俺が陽菜を好きなとこを見せつけないとな。


邪魔する女が出てくる可能性がある。


つき合う前のあれがあるから。


どんな事があっても守るけどな。


とにかく、俺が陽菜を求めてるってのをわからせる必要があるんだ。
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