【長編】sadist and masochist love stories
「陽生?」


「えっ?」


俺は、呼ばれた方に振り向いた。


みなみ。


グッドタイミング。


初めてだな。


ここで会うの。


「朝練?」


みなみは、気まずそう。


話しかける気なかったんだろうな。


てか、昨日の宣言通りだ。


普段のみなみ。



めちゃくちゃかわいい。


ヤバい。


「違う。
みなみに用がある。」


なんか、口調が違うくなった。


いつもなら、


『今日は、違うよ。
みなみに用事があるんだ。』


って、柔らかい口調でいうはずなのに。


緊張してんのかな?


「私に?」



「あぁ。
てか、一緒に行きながら聞いてくれればいい。」


「うん。」


みなみは、頷いてくれた。


よかった。
< 163 / 221 >

この作品をシェア

pagetop