【長編】sadist and masochist love stories

湊司 side ③

「陽菜、俺さ.....」


あれから、しばらく経って陽菜が俺の部屋にいる。


あの後は、おもしろかった。


佐々木さんが母さんに懐いちゃって。


『課長、邪魔です。
私が柚希さんと話してるんだから。』


父さんと母さんを取り合いしてた。


まあ、陽生のおかげだと思う。


まあ、それは、おいといて陽菜に過去を話すことにしたんだ。


「湊司、怖い事じゃないよね。」


陽菜は、不安げだった。


てか、最近ちゃんと湊司と言ってくれるようになったんだ。


「俺、陽菜に嫌われるかもな?」


俺は、苦笑いだった。


「どんな湊司でも受け入れたいよ。」


俺の手を握った陽菜。


「じゃあ、話すな。」
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