【長編】sadist and masochist love stories
「あれ?
みなみちゃん?」


「お久しぶりです。
雄一さん。」


みなみは、父さんに笑顔で挨拶。


「湊司にしたんだ。」


またもや勘違いかよ。


「父さん、違うから。」


「なんだ。
つまんないの。」


どうしてもくっつけたいのか?


ありえねぇ。


「あっ。
私、そろそろ帰りますね。」


俺は、時間を確認すると陽生が帰ってくる時間に迫っていた。


「母さん、みなみ送ってくるよ。
だから、そのままにしてて。」


「うん。
わかった。
みなみちゃん、また来てね。」


「はい。
おじゃましました。」


俺は、みなみと家を出た。
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