【長編】sadist and masochist love stories
「あの。
湊司くん。」


なんか意を決して話しかけてきた女の子。


小さっ!


てか、結構かわいくないか?


「なにっ?」


「あの....実は....」


なんか、急にしどろもどろかよ。


「用ないなら、行くよ。」

「湊司くん。
昨日の見たよ。」


なんか突然、あの子を押しのけ話しかけてきた。


うざっ。


しかも、人としてそれはどうだろう。



てか、この女よりその子だな。


「俺、この子と話してんだけど?」


俺は、呆然と立ち尽くすその子の手を掴み、ウザイ女の前から、去った。



後ろで女がガミガミうるさい。


なんなんだよ。


まあ、関係ないけど。
< 77 / 221 >

この作品をシェア

pagetop