【長編】sadist and masochist love stories
教室に行くと、真崎がニヤニヤしながら近寄ってきた。


「なんだよ。」


「湊司くんも隅に置けないなぁ。」


「なにがだよ。」


意味、わかんね。


「峰岸 陽菜と凄い噂になってるぞ。」


くだらねぇ。


別に話してただけだろ?


「あっそ。」


まあ、関係ない。


なんで、俺って....


最近、噂になりすぎじゃないか?


興味ないからいいけどさ。


俺は、深く考えてなかった。


俺より陽菜に危険が迫ってることを。
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