【長編】sadist and masochist love stories
「あんたたち、なにしてんの?」


陽菜をよく見ると、怪我をしているようだ。


「そ、湊司くん。」



呼び出した女たちは、慌ててた。


てか、女一人に女五人って。


ありえねぇから。


「あのさ。
くだんねぇ事してんなよ。」


「そ、湊司くんを一人占めしようとするから....」


「はっ?
意味わかんねぇ。
俺は、誰の物でもないし。
まあ、おまえ等はありえないけど、陽菜の物になるのは、悪くない。」


声を掛けられた瞬間感じた。


胸のときめき。


そして、君を俺の物にしたい欲求。


君を守るためなら、この身を犠牲にしてもいい。


「そ、そんなのダメよ。」

「はっ?」


「なんで、私はダメでこの子なの?」


なんで、わかんないかな?


単純な事だ。


「こういうことをやる時点でナシなんだよ。
バカじゃね?
人として恥ずかしくないわけ?」


女たちは、俺の言葉を聞くと走り去った。


なんなんだよ。
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