【長編】sadist and masochist love stories
「俺の方が迷惑かけただろ?」


陽菜は、首を横に振った。


「峰岸さん。
湊司が勝手にしたことだから、気にしなくていいんだよ。
それに.....
ある意味、湊司のせいだろ?」


「違うよ。
私が湊司くんに話しかけたから....」


「俺が勝手にしたことだ。
気にするな。」


「それでも....」


「陽菜、俺は迷惑だと思ってないから。」


それに、敦子の義妹なんだから。


まだ、お世話になった分のお礼ができてない。


実際は敦子のためでは、ないけど。


建前としては、必要だろ?


本音を言ったら、逃げられるかもしんないからな。
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