【長編】sadist and masochist love stories

元気になったみたいだ。


よかった。


「すぐにとは言わないけど。
峰岸さんの気持ちを湊司に伝えてあげて。
湊司がなんで怒ったりしたかわかるはずだよ。」


「うん。
そうする。
やっと、近づけたから。」

純粋すぎる彼女。


後に手を焼くんだろうな。


湊司のそんな姿は一生見れないと思ったけど。


そんなことは、なさそうだ。


彼女が湊司の運命の相手。

そう思いたい。


お互いが思い合うから、簡単なことが難しい。


彼女の行動でうまくいくから。


湊司もその時は素直になれよ。


迷惑ばかり掛けてる俺にできること。


それが、今だろ？