真夏の太陽


「「神城!!」」
ホームインすると,選手たちが十座を取り囲み,まるで優勝でもしたかのような歓迎を受けた。

「お前ら…。まだ終わってねぇぞ」

十座もまた,笑いながらそう言った。

「そうだぞ。気合い入れていけ!」

「「はいっ!!」」

監督の言葉で,選手たちの表情は引き締まり,闘う準備を始める。

「行くぞ!」

十座の言葉を合図に,選手たちはそれぞれの居場所へ走り出した。


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