キ ミ イ ロ
訳がわからないまま帰路に着く。
「また連絡するよ〜」
そう言って手を振り、早妃は和真と帰って行った。
校門の前に残された愁と2人、歩き出した。
「涙、腕大丈夫だった?」
不意に、愁が訊いてきた。
「え…、まあ」
ケータイを触っていた手を止め、愁を見た。
愁は優しく笑って
「よかった」
って言った。
照りつける太陽に、愁の金の髪が反射してきれいだった。
愁は見た目は不良に見えるけど、中身はすっごいいい奴。
本当にいい奴だ。