誰にも言えない!
「総長、お勤めご苦労様です。」
そう言い、あたしに一礼をして組長席に促すのは若頭の赤木。
赤木は厳つい顔が印象的で、朱雀組の舎弟達の纏め役。
でも赤木は、見掛けによらず花が大好き。
庭師がいるのにもかかわらず、庭の手入れをいつもしていて、花を見るとデレデレしてる。
「赤木、分かったから
顔を近づけるな。」
「すっすいやせん…」
椅子に腰掛けあたしは、周りを見渡した。
「始めてくれるか?」