アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「さっ、出来ましたよ?暖かいうちにどうぞ?」


ニッコリと微笑みながら、一口大に切り分けられた、お好み焼きが、お皿に盛られていた。


いっ、いつの間に?

「すみません…。
有難うございます」

お皿を受け取り、ソースを塗った。


私はカロリーを気にするから、少しだけ塗って、マヨは要らないし、歯にくっつくから青海苔なんかも邪道だ。


口に入れようとしたその時だった。


「矢口さん、マヨネーズは塗らないんですか?」


杉山さんが、マヨネーズを差し出していた。


「いえ…私、マヨネーズはかけないんです。」


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