最高級の召使
「じぃじゃなきゃ・・・
ダメだもん・・・・」


「楓……
じぃはずっと働いてきたんんだよ。
我が家のために本当に頑張ってもらった。
腰もあーやってピーンと張ってても
ほら……」

父は指をさした。


庭を歩くじぃは腰を曲げ
杖をついた歩いている。


「本当の姿なんだよ。あれが……」


「じぃ……」


「少し休ませてあげよう。
これからはおまえには倉之助が
専属の召使になる。」


「倉之助?どんな人?」


「ん・・・それは・・・・・
まじめでいい青年だよ。
きっとおまえにいい影響をあたえてくれる。」



 そうだろうか


じぃと過ごしてきた16年を
超えれる召使なんているわけがない。

じぃが腰を起して
トントン叩いた。

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