最高級の召使
ヨウがベンチで読書をしていた
ローサの前に現れて
ジーーーッと見ていたって


「ヨウもいっちょまえに
男なんだな~」


ヨウはローサによくなついた。


ローサは、すぐに両親にも気に入られ
忙しい両親に雇われ
ヨウの家庭教師兼シッターとして
我が家に順応していった。


俺とローサが愛し合うには
時間はかからなかった。
俺たちはお互いにのめりこみ



ローサの国ではタブーな掟をおかした。


ローサは中東の国の
すごい金持ちの娘だった。
早くから婚約者もいて
大学卒業後すぐに
結婚することが決まっていた。
大学にこっちに来たのは
その前に少し自由になりたい
その条件で国を出てきたということを
もう気持をコントロールできない
時点で知った。



お互い離れることなんて
考えられなかった。





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