最高級の召使
国の両親をだまし続けながら
ローサと俺は
狂ったように愛し合う。


ローサの卒業で
隠し通せず二人で
あいさつに行ったが
ものすごい怒りをかって
ローサは勘当された。


それでもよかったんだ


結婚するつもりだったし



しかし俺の両親が交通事故で
二人一緒に死んでから
歯車が狂いだす。



両親が忙しく働いていた理由は
借金だった。
俺は何もしらなかったから
驚いた。
あの頃まだ10歳くらいだった
ヨウを抱えて途方にくれた。


父の遺言で
クローゼットにしまってあった
手紙を読んで
俺は、祖父に連絡した。



祖父は厳しい目をしていた。
それこそ親子の縁を切ったという
空白の時間を埋めようと
頭の中をつなぎ合わせる。
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