最高級の召使
そして私は
なぜか外にいる。


時刻は5時・・・・
いつもなら絶対夢の中


こんなとこにいる私の
言い訳を必死に考える。


倉之助の目の奥のブルーが
私を素直にした気がした。


朝焼けのなか
倉之助の背中を見つめている
自分に気がついて

慌てる・・・・



街がキラキラしている。


きれいだわ



「楓さま……
朝の街はきれいでしょう?」



心を見透かされてるようで
そっぽを向いた。
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