最高級の召使
夜、倉之助から電話が来る。


毎晩、帰ってきたよコール。


「ごはん、おいしかった。
また腕あげたんじゃないか?」


「ほんと?
実は料理長から習ったりしてて。
今度の休みはケーキ焼くね。」



「ケーキ?もいいけど
俺は楓がいい。」



「やーね。」
嬉しくてドキドキする。



「あのな、明日休みもらった~」
倉之助の声が大きくなった。


「え?ほんと?」



「明日迎えに行こうか?
講義は何時頃終わるの?」


「明日は休み、
もう卒業まで行かなくていいの。」



「そっか!!じゃ、朝
すごく早くに迎えに行く。」


嬉しくてウキウキする私・・・・・
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