最高級の召使
幸せな時は流れる・・・・・



私は今 空港の到着ロビーの前に立っている。



私の胸の中には
すやすやと寝息を立てる
玉のような息子・・・・・


「ほんと、パパにそっくり・・・」




「ママ~~!!」



その声のほうを振り向いた。


倉之助が
娘を抱いて笑顔で近づいてくる。



私は、愛する人の子供を
二人授かった。



「大丈夫?パパ・・・・
緊張してる?」



「ママもちょっと
顔こわばってるよ。」

倉之助が私の頬にキスをした。




到着ロビーがざわついてきた。
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