年下彼女のご機嫌いかが??
『りゅう……どうしたの??』



小さな声でそっとつぶやくように、りゅうに聞いてみた。



あたしの質問にりゅうは、少し考えるように上を向き、



その後、優しい口調で、



『ゴメンっ……レイナのお父さんとお母さんに話をする前に、少しレイナと2人で話したかったからさ』



と、言いながら、ゆっくりと視線をあたしに落とした。



確かに考えてみればそうかもしれない。



大事な報告になるわけだから、



事前にあたしとりゅうで打ち合わせみたいな時間が、必要ではあるかもしれないから。



でもなんだかしっくりこない……。



だって、りゅうの目が



あたしを見ているようで、見ていない……そんな気がしたから。




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