年下彼女のご機嫌いかが??
少し気持ちを落ち着かせてから、



2人で手を繋ぎ、階段を降りた。



リビングのドアの前で、目が合ったりゅうは、



真っ直ぐにあたしを見てくれた。



大丈夫。



もうりゅうだって迷ってはいない……そう思えた。



『失礼します……』



りゅうがゆっくりとドアを開けると、



リビングではパパとママがお茶を飲んでいるところだった。



『あら??ゴメンなさいね。先にお茶を飲んでたわ。さぁ、どうぞ、流星君座って』



ママは立ち上がり、手招きしてりゅうを呼んだ。



『すいません。ありがとうございます』



りゅうは頭を下げ、椅子に座り、あたしもその横の席についた。
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